2009年9月30日水曜日

新型インフルエンザは大都市圏で大きく増加


��~~新型インフルエンザは大都市圏で大きく増加~~~ 

 新型(豚)インフルエンザ(A:H1N1)は28週(7月6日~7月12日)以降増加し続けている。38週は1定点当り患者数は4.95人と先週の3.21人より大きく増加した。都道府県別では沖縄県(12.54)東京都(10.24)大阪府(9.21)北海道(8.21)千葉県(7.31)兵庫県(7.15)神奈川県(7.09)と続いている。沖縄県は34週の46.31をピークとして減少傾向になっているが、他府県は大都市圏を中心に大きく増加している。

 沖縄の経過を見ていると大阪でも10月中ごろにピークに達し、その後は徐々に減少し始めることが考えられるが、次第に気温が下がり冬の訪れとともに流行期に入り一段とインフルエンザウィルスは活発に増殖しやすい季節が来る。今季のA型インフルエンザは新型が主役となる可能性が高いので、このままあまり減少することなく小流行が続き冬の大流行に流れ込むことも考えられている。

 ワクチンの供給も十分でない可能性が高く、罹患しないよう手洗いマスクも大切だが、個人の免疫力も重要である。たとえ罹患しても重症にならないよう普段から規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠を摂り、体力、免疫力を高める努力が必要となる。