2009年7月17日金曜日

日本の南の島々で皆既日食が観測できる


 7月22日には日本では46年振りとなる皆既日食がトカラ列島など南の島々で見られます。日食の皆既の状態は今世紀中では最長で6分半持続します。

 昔は太陽が突然欠け始め世の中が夜になり星が見え始めるのは恐怖の出来事で世界中にいろいろな神話や記録が存在します。

 天照大神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸(アマノイワト)にお隠れになり世の中が真っ暗になってしまった。という神話も日食の状況を現しているものです。

 私が子どもの頃映画の一場面で横綱朝汐扮するタヂカラオが怪力で天岩戸を開け天照大神を呼び戻し世の中に光が戻る場面を記憶しています。

 いま南の島への観測ツアーが多数計画され南の島々は大にぎわいとなるようです。百貨店などでは日食観測グラスが品薄状態なるほどの売れ行きと聞きます。

 私の小学生のころはガラスの破片をロウソクの火であぶりススをつけて日食を覗いたものでした。日食をススのガラス板で見るのも短時間だけにしないと眼が焼けるよと言われた覚えがありますが、眼が焼けるという表現もまんざらウソというわけでもなく、日食が終わればどっと日食網膜症が増加するといいます。

 その点日食観測グラスは太陽の光を赤外線も含め10万分の1しか透さないようで安全性はかなり高いもののようです。直接見る以外には木漏れ日は太陽の形が地面に映ります。

 普通は丸いのであまり意識はしませんが、三日月型の太陽が木漏れ日でいくつも見えるのも大変興味があります。厚紙に1cmほどの穴をいくつか開けても木漏れ日と同じ現象が観察できます。このあたりは部分日食が10時前から12時過ぎまで見られるとのことで22日が晴れていれば、面白そうなので厚紙に穴を空けて待ち構えることにします。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。